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一般社団法人 座間味村ホエールウォッチング協会

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ザトウクジラについて

ザトウクジラってなんだ?

ザトウクジラは、体長13mから15m・体重約30トンにもなる哺乳動物です。胸ビレが長く、体長の約3分の1の長さからなり、尾ビレの幅も体長の約3分の1ほどあります。また、頭部にあるこぶしほどのコブも独特です。

名前の由来

  • 和名の由来1:座頭(盲目の琵琶法師)が持っていた楽器の琵琶に体系が似ているから
  • 和名の由来2:潜水するときに背中を丸める姿が琵琶法師の後ろ姿に似ているから
  • 英名の由来:Humpback Whaleの直訳は「猫背のクジラ」(潜水時に背中を丸める姿から)
  • 学名の由来:Megaptera novaeangliaeの意味は「大きな翼を持ったニューイングランドに住むもの」で、翼はザトウクジラ特有の大きな胸鰭を表しています

沖縄近海で見られるクジラについて

クジラは全部で86種になり、そのうち「ひげ鯨」と「歯鯨」に分けられます。ザトウクジラはひげ鯨の仲間です。

ひげ鯨と呼ばれている仲間は13種あり、沖縄近海で過去に目撃例があるのは、そのうち7種で、シロナガスクジラ、ナガスクジラ、イワシクジラ、ニタリクジラ、ミンククジラ、ザトウクジラ、セミクジラです。ここ数年の座間味近海で目撃された鯨類は、ザトウクジラ、ミンククジラ、歯鯨の仲間であるマッコウクジラ、シワハイルカ、ハンドウイルカ、オキゴンドウ、アカボウクジラ科のクジラ、ゴンドウ系のイルカです。

ザトウクジラが見られる時期について

毎年12月末から3月末までの間、ザトウクジラが座間味近海に帰ってきます。シーズン最初の目撃情報は11月26日から1月10日の間、最終目撃情報は4月8日から5月14日の間です。シーズンの中頃(1月中旬から3月中旬)がピークと言われていますが、「いつ頃が1番良い」というのは年によって差があります。

春になると餌を求め、座間味を後にして北上を始めます。片道数千kmの旅をし、アラスカ、アリューシャン列島、ベーリング海まで泳いで行きます。1日に食べる量は体重の3%から5%、約1トンから1.5トンといわれています。オキアミ、イカナゴやニシンの仲間、タラの仲間、カラフトシシャモといった日本人になじみのある魚も食べています。

口の腹側は「うね」とよばれる多数の溝があります。うねをのばしながら餌を海水ごと口内に取り込み、口を閉じてうねを縮ませながら舌を使うことでクジラヒゲの隙間から海水だけを押し出して餌を漉しとります。そうして口の中に残った餌を食べていると考えられています。

また、仲間と協力して餌を採ることがあります。「バブルネットフィーディング」と呼ばれる方法では、まず水中で餌となる生物の下にまわり込み、鼻から泡を吹きだしながらぐるぐると取り囲むように泳ぎます。網状になった泡に囲まれた生物は水面近くに密集し、そこを下から大口を開けて一気に海水ごと口に含みます。こうすることで一度に沢山の餌を食べることが出来ます。