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一般社団法人 座間味村ホエールウォッチング協会

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ザトウクジラについて

行動パターン

大型鯨類の中でもっともアクションが激しいといわれる、ザトウクジラの行動をご紹介いたします

ブリーチ
ブリーチ Breach

体の2/3、または全身を水中から飛び出して大きくジャンプし、そのまま海面に落ちます。大きな水しぶきが上がり、迫力満点です!仔クジラのブリーチはとてもかわいらしいですよ。

ブロウ
ブロウ Blow

呼吸のために浮上した際に吐く息のことです。白い霧状で3m~5m吹きあがります。遠くからでも目立つので、クジラを探すときの目印になります。

スパイホップ
スパイホップ Spy hop

水面付近に目の位置が来るように垂直に頭部を持ち上げ、あたりをぎょろりと窺(うかが)い、ゆっくりと沈みます。

ペッグスラップ
ペッグスラップ Peg slap

ペッグとは胸びれのこと。長い胸鰭を水面上に出し、水面に打ち付けます。体を横向きにして、片方の胸びれで叩いたり、仰向けになり両胸びれで交互に水面を叩いたりします。

テールスラップ
テールスラップ Tail slap

テールとは尾びれのこと。尾びれを空中に高く持ち上げ、まっすぐ振り下ろして大きな音と水しぶきを上げます。背中側が上の時もあれば、腹側が上の時もあります。

フルークアップダイブ
フルークアップダイブ Fluke-up dive
フルークダウンダイブ Fluke-down dive

フレークアップダイブは尾びれをまっすぐに水面に持ち上げた姿勢で、フルークダウンダイブは尾びれを上げずに、静かに潜っていきます。どちらも次の呼吸のために上がってくるまで20分ほど水中ですごします。

メイティングポッド
メイティングポッド(交尾集団) Mating pod

1頭のメスを複数のオスが追いかける集団行動です。体を激しくぶつけあったり水中で泡を吐きながら高速で泳ぎ、メスを奪い合います。

親子クジラ
親子クジラ

母と子のクジラは波の穏やかな内海でゆったりと過ごします。仔クジラは息継ぎも上手くなく、深くも潜れないので水面近くを泳いでいます。

歌うザトウクジラ

冬の暖かい海では時折ザトウクジラの鳴き声を聞くことがあります。低い音から高い音(40~5,000Hz)まで、様々な音が組み合わされた旋律が繰り返されることから、ザトウクジラのソング(歌)と呼ばれています。

ソングを歌うクジラは、繁殖海域にいる成熟したオスだけなので、求愛の役割があるという説が有力ですが、近年ではオス同士のコミュニケーションではないかという説も出てきています。長い時には数時間歌い続けることもあります。