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一般社団法人 座間味村ホエールウォッチング協会

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協会ブログ

耳でウォッチング (2025/03/11)

こんにちは!事務局スタッフのカオルです。

3/11には、エスコートに乗船させていただき、ホエールウォッチングをしました。

出港時、探鯨員から、20分と長く潜るクジラがいるとの情報が。

向かいつつ、その途中でまずは二頭の大人のクジラを観察しました。こちらも長く潜っており、辛抱強く待つこと19分、やっと二つのブローと背中が現れました!

そして、しっかりと腰を上げてまた潜っていきましたよ。

波も風もほとんどないぽかぽかした日だったので、クジラものんびりとしていたのでしょうか。

クジラが上がってくるのを待つとき、水中で何をしているのか気になりますね。

二頭を観察したあとは、20分潜るといわれたクジラへ向かいました!

一頭で長く潜っている場合、水中で歌を歌っている可能性があるのです。

オスのザトウクジラは、水中で歌を歌います。これを、songといいます。これは、メスへの求愛や、オス同士でランクを競い合うためなど、様々な理由が考えられています。歌を歌うオスのザトウクジラはシンガーと呼ばれています。

クジラがいたと伝えられた場所に到達した後も、なかなか浮上せず、思い切って水中にマイクを入れてみると……

クジラのソングが聞こえました!

見えないのに近くで聞こえるというのも、とても感動でしたね。

そして、水中から出てきて、ご対面です。

尾びれの模様が真っ白でした!

呼吸する前後もずっと歌っていましたよ。

クジラが船の真下にいるときなどは、水中にマイクを入れなくても聞こえてくることがあるので、皆さんもぜひ耳を澄ませてみてくださいね。

次には、親子クジラも観察しました。子クジラが何度もブリーチしていました!

子クジラが口を開けている姿も見られましたよ。かわいいですね!

その近くで、横をみるとなにやら浮かんでいました。

大きくしてみると……

ウミガメでした!

波がないからこそ、クジラもカメも見やすく、ソングも聞きやすかったのですね。

個人的には、新たな楽しみ方を発見したウォッチングでした。

皆さんもぜひホエールウォッチングの色々な楽しみ方を見つけてみてくださいね。

事務局スタッフ カオル

2025年3月12日14:46